朝晩が涼しくなってきました。
明日から連休の方もおられると思いますが、
行楽にはぴったりかもしれませんね。
今日は「朝令暮改は良い傾向?」についてです。
「朝令暮改」という言葉。
一般的にはあまり良くないイメージです。
「朝に出した命令を夕方にはもう改めること。
方針などが絶えず変わって定まらないこと。」
を言います。ちなみに古代中国が由来です。
特に後半の「方針などが絶えず変わって定まらないこと。」
が否定的に取られることが多いと思います。
そこで言い方を、
「方針が絶えず変わって進化していくこと」
と捉えれば、どんどん良くなっていくこと、
時代の変化に前向きに対応していこう、という
肯定的な姿勢ということもできます。
古人が言った言葉
「君子は日に三転す」
松下幸之助「道をひらく」にありますが、
「1日に3度も考えが変わるということは、
すなわちそれだけ新たなものを見出し、
生み出しているからこそで、
これこそ君子なり、というわけである。
日に1転もしないようではいけない
というのである」
「変わることにおそれを持ち、
変えることに不安を持つ。
これも人間の一面であろうが、
しかしそれはすでになにかに
とらわれた姿ではあるまいか。
二転三転は進歩の姿。
さらに三転よし、四転よし、
そこにこそ生成発展があるを観ずるのも、
一つの見方ではなかろうか」
とあります。
「変わろうとする」ことは
「良くなろう」とすることが多いです。
なぜかというと、
世の中全体が、良くなろうと思っているからです。
変わって行こうとすると、
方向が違って後退もあるかもですが、
良くなろうという思いがあれば、
いずれ良くなります。
反対に、何もしない、変わらないと、
世の中の流れに遅れを取り、
結局気づかずにいつの間にか後退していることが
多いと思います。
良くなろうと思うと、
多大な労力がかかりますが、
どんどん変わっていくことですね。
今日は「朝令暮改は良い傾向?」についてでした。
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