食品を直接パッケージに入れるために

SDGs関連

コロナ禍で外食のお店が早々に閉まるようになり、テイクアウト需要が増えてきました。

ともなってテイクアウトに必要なパッケージの需要も増えています。

テイクアウトに使うパッケージも脱プラの影響からか、紙を使うものが増えてきています。

でも、紙って、直接食品触れて、水分、油分の染みは大丈夫なんでしょうか?

まず、パッケージに使われる紙は、再生原料を使っている場合が多いです。

紙の断面がグレーなのは、再生原料を使っています。

再生原料を使うことは環境にとって非常に良いことです。

でも、衛生的にはどうなの?という意見があると思います。

そこで出てくるのが「表面加工」という技術です。

紙の表面に加工をして、食品が触れても衛生的に、また水分や油分に耐える加工をすることです。

主に「ハービル加工」と「PPフィルム貼り加工」があります。

「ハービル加工」は表面にバリア性をもたせる加工で、材質は水性ニスになります。

残留溶剤の心配もなく、リサイクルにも適した加工です。うっすら光沢があります。

「PPをフィルム貼り加工」は表面にPP(ポリプロピレン)フィルムを貼ることで、水分や油分から保護する方法です。合わせてピカッとした光沢も出ます。

ただしPPフィルムを使っているためそのままでは紙としてリサイクルはできず、燃えるゴミ扱いで焼却することになります。

2品並べてみます。写真で見るとあまりわかりません。

あと、紙に耐水、耐油分を含ませた「耐水紙、耐油紙」を使う方法もあります。

耐油紙を使ったパッケージ

この食品用パッケージに関しては、コロナ禍の影響で急速に各社新商品が発売されています。

SDGsの流れもあり、リサイクルしやすい加工等がどんどん進んでくると思います。

今日もありがとうございました。

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