レジ袋が有料化になって1年以上。
定着したためお店の会計時に苦言を言う人も少なくなったのではないでしょうか。
でも、もともとの「レジ袋有料化」の理由ってなんだったでしょうか?
どうしてレジ袋を有料化するの? | みんなで減らそうレジ袋チャレンジ (env.go.jp)
環境省のサイトを見るとぱっと見た感じ
「海洋プラスチックゴミの廃棄を減らす」
ことが最大の目的と理解できます。
ただ、プラスチックゴミの、レジ袋の占める割合は2%程度です。
総務省ではこのような感じです。
「今般のレジ袋有料化の真の目的は、レジ袋を有料化することではなく、そのレジ袋の有料化をきっかけに(レジ袋以外のものも含めて)使い捨てプラスチックに頼った国民のライフスタイル変革を促していくことである。」(総務省サイトより)
この目的は達成されつつあるように思います。
では、これから「本当のプラスチックゴミを減らす」ことへの動きをするために、
次の取り組みを進めていくことが大事ではないでしょうか。
我々ができることは
「ゴミをちゃんと捨てる」そして、専門の方ができることは、
「プラスチックゴミの割合の大きいものを、置き換える、再利用する」
ことだと思います。

ちなみに海洋プラスチックゴミにしめる割合が大きいものは「漁具関係」で、漂着ゴミの52%以上を占めます。
【資料2ー2】海洋ごみをめぐる最近の動向rev3 (env.go.jp)
(この表でみるとレジ袋よりも飲料用のボトルのほうが割合は高かったんですね。。)
飲料用ボトルは100%リサイクルPETボトルの使用が始まりました。
漁具関係部品の再利用や代替品への置き換えが一層促進されれば、
海洋プラスチックゴミがもっと減るのではないでしょうか?
海上の過酷な環境の中、耐久性に優れているプラスチックのを使うことで負担がなくなったり、実は知らないところでゴミの回収、再利用が進んでいるかもしれません。
魚を多く食べる日本で、漁具の再利用、ゴミの回収が進めば、世界にプラゴミ削減がもっと発信できますね!
ただ、漁具だけでなく「人工芝」「肥料」など、マイクロプラスチックのレベルであげればレジ袋よりももっと割合の高いものがあります。


レジ袋有料化はあくまでの「石油使用量削減」「海洋ゴミ削減」の第一歩でしか有りません。
本丸の、もっとゴミの量が多い分野での削減ができれば、
世界的に「持続可能な社会」「後世に残していきたい社会」が構築できますね!
専門業界で努力いただくことと合わせて、
我々はゴミを出さない、拾う、使えるものは再利用するなど、地道な活動をしていきましょう!
今日もありがとうございました。
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