先日、パッケージに紙製のポテトチップスが発売されました。
湖池屋の「The麹塩」「Theのり塩」です。
同社初の紙製パッケージのポテトチップスです。
ポテトチップスの紙製のパッケージは「チップスター」が有名です。
チップスター | ヤマザキビスケット (yamazaki-biscuits.co.jp)
紙製にすると、ちょっと高級感が出たような気がします。
だからか、お菓子売り場にはマット感のあるパッケージが増えて来たように思います。
紙かな、と思ったら実はマットフィルムでした、というものが多くなってきています。
ちなみに、中身はこんな感じです。
シルバーの色は、アルミ素材をラミネート加工されているのもので、
ポテトチップスの油分が外に染み出ない仕組みになっています。
お菓子の「紙製になりました」パッケージにどれも共通するのですが、
「ゴミは紙のゴミでなく、燃えるゴミで処分する」
ということです。
プラ原料は使っていないですが、ゴミとしては燃えるゴミになります。
ココが紙製パッケージがあまり浸透しない要因ではないかと見ています。
「プラスチック」から「紙」に変えると原価が上がります。
当然コレも大きな要因です。
ですが、まだ「紙に変えることが本当にSDGsにつながるのか?」
というところが人々に響いていないのではないでしょうか?
そこから考えると、一番のSDGsは
「使ったもの、ゴミをちゃんと分別して捨てること」
つまり「使ったものはきちんと処分すること」
だと私は考えます。「つくる責任、つかう責任」という項目です。
「捨てる責任」の言葉も入れてもよさそうな・・・。
ただ、紙に変えることで企業のイメージアップ、質感のアップはできます!
以前キットカットや味覚糖の飴、ミルキーのパッケージ、が紙製パッケージに変わって、
これから進むのか?と思いましたが、各社まだ様子見、といった感じのようで、
一気に進んでいるわけではなさそうです。
脱プラパッケージは・・ – 橋本包材研究所 所長のブログ (photo.blog)
脱プラだけでなく・・もうひとつの想いは? – 橋本包材研究所 所長のブログ (photo.blog)
このパッケージも、とうとう紙に! – 橋本包材研究所 所長のブログ (photo.blog)
パッケージ業界も「脱プラ」はよく言われますが、
「レジ袋有料化をやめたほうが良い」意見も大多数で、
今後の「脱プラ」の展開が色々ありそうです。
今日もありがとうございました。
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