フタは上質な紙で

世の中のパッケージ

今朝の神戸は昨日に比べると暖かったです。

今日から雨模様だからかもしれません。

体調崩しているかたが多いように思います。

気温変化も多いので、十分気をつけて頂きたいです。

今日は「フタは上質な紙で」についてです。

久々にパッケージに関する投稿です。

この写真を御覧ください。

箱のフタとソコの写真です。

比べると、フタの方が少し明るく、

ソコの方が少し暗いように思いませんか。

フタソコ、同じ色を印刷していますが、

このような違いが出るのはなぜでしょうか。

・・・

答えは「紙が違うから」です。

裏を返してみると、こんな感じです。

濃い色を印刷する場合には特に支障は在りませんが、

今回のような「薄いベタがあるデザイン」印刷の場合、

紙に古紙の含有率が高い、つまり、

グレーの紙の配合率が高いと、

グレーの色が出てきてしまい、

少し暗く仕上がる場合が多いです。

ですので、今回のパッケージは、

フタの方だけ裏も白い、古紙の含有率の

低い紙を使っています。

だから、ソコと比較すると明るく仕上がっています。

フタはパッケージ、デザインの生命線。

購入する方は見た目で決める割合が高いです。

一昨年から色々なものの価格が上がっていて、

紙もご多分にもれず2,3回は原料高騰が在りました。

と言って、写真のようなお土産物の場合、

なかなか価格は上げにくい商品。

だから、ソコは裏がグレーの、コストを抑えた紙。

フタはパッケージが映える、

コストよりも品質を重視した紙にして、

少しでもコストを抑えているのだと推測しました。

このような色に関することは、

ちょっと違うだけでイメージが変わってしまいます。

隠れたところに工夫が色々あります。

箱の中身を食べて最後解体する時に、

ちょっと見ていただくと発見が有るかもしれません。

今日は「フタは上質な紙で」についてでした。

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今日もありがとうございました。

それでは素敵な一日をお過ごしください。

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