昨年のレジ袋有料化に伴い、紙への関心が高まりました。
コロナの影響もあり、スーパーのお惣菜コーナーのフライや天ぷらも、個包装されるようになりました。
個包装されるものも、プラだけではなく紙も使われるようになりました。
その紙には
「耐油紙」
という紙が使われています。
どのような紙かというと、油分が染みないようにコーティングや加工がされている紙です。
よく見る耐油紙の使用例として、コチラの商品。
今回はファミリーマートさんへ。買い物ついでについつい手が出てしまいます。
こんなラインナップです→ホットスナック・惣菜|商品情報|ファミリーマート (family.co.jp)
コンビニのレジ横のホットスナックを入れて渡される袋。持っても油染みしません。
よく見ると、内側がツルツル、コーティング加工がされています。
脱プラの影響もあり、製紙メーカーも、加工品メーカーも商品をぞくぞく発売しています。
耐油紙にも種類があり、
①PP(ポリプロピレン)ラミネート加工をしているもの。(ハンバーガーの袋に多い)
②フッ素樹脂コーティングをしているもの(写真の袋はおそらくコレ)
③紙の目を細かくして油分を染み込まないようにしているもの。(グラシン紙等)
④紙に、油分を染み込まないように薬品が練り込まれたもの。(今後注目の素材)
ご参考までに →紙の研究室 No.03:(機能紙をご存知?─耐油紙(たいゆし))|紙をめぐる話|竹尾 TAKEO
どれも紙マークが記載してあり紙の処分の扱いですが、ラミネートや樹脂があると再利用はできず、結局燃やすしか有りません。
仮に海に捨てるとラミネート分、樹脂分は分解されず残ってしまいます。
今後間違いなく③④の紙が注目されてきます。
日本では紙は昔からリサイクルのシステムができている業界。
紙の用途はまだまだ広がりそうです。そのためにも再利用しやすい加工した紙の開発が注目です!
今日もありがとうございました。
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