食品に直触れできる紙

世の中のパッケージ

近年のSDGsへの関心からか、

脱プラへの動きがまだまだあります。

私は無理に脱プラする必要はなく、

様々な事情を鑑みて適材適所で、

という考えが良いと思います。

日本のエネルギー事情も同様、

「絶対脱原発」ではなく、

火力、水力、原子力、太陽発電など、

それぞれの良いところへ焦点を当てる、

ベストミックスが良いと考えます。

話題がそれましたが、

脱プラの流れはまだまだあり、

「食品に直接触れて良い紙」や

「直接触れても良い紙製のパッケージ」

が注目され、既製品としても

多く発売されるようになってきました。

パンをいれる袋も前はポリ袋でしたが、

今は紙袋であったり、

サンドイッチやお弁当を入れる容器も

プラスチックではなく紙製への

関心が高まっています。

直接触れても良い紙で代表的なものが

「耐油紙」になります。

この紙は通常の紙に加工をしています。

加工の種類もいくつかあり、

◯紙の表面に「フッ素加工」をしている紙

・・・これが一般的な「耐油紙」

◯紙の表面に「樹脂フィルム」をしている紙。

・・・こちらはコロッケや揚げ物など、

油が多いものに使われます。

◯紙の表面にシリコンを加工している紙

・・・こちらは「シリコン紙」と言われます。

熱にも強く、パウンドケーキ等を焼く際の

カップに使われています。

◯紙の表面にワックス加工をしている紙

・・・こちらは「ワックスペーパー」と言われます。

こちらはドーナツを食べる際についてくる紙です。

比較的耐油性は弱いです。

他にも「グラシン紙」などもあります。

ちなみに紙を使っていて

環境に良いように思えますが、

これらは紙の回収には出せず

通常の「燃えるゴミ」になります。

結局は燃やすことになります。

紙なので木の段階で二酸化炭素を吸着して成長するので、

カーボンニュートラルという視点では

環境に配慮できていると言えます。

方やプラスチックは石油由来。

紙の方が環境に良いように思われがちですが、

包装資材そのものの重量や製造時のエネルギー使用量、

そして配送時のエネルギーを考えると、

プラスチックのほうが環境に優しい、という資料もあります。

一番は「使う人がどのようにしたいか」や、

「使われるお客様にとってどれが良いか」

になるのではないでしょうか。

ただ、表題にもありますように

食品に直接触れてよい紙、紙製のパッケージは

増えてきています。

皆様も目にする機会は今後も増えてくると

思います。

くれぐれも捨てる際は「燃えるゴミ」に

お願いします。

今日は「食品に直触れできる紙」についてでした。

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今日もありがとうございました。

それでは素敵な一日をお過ごしください。

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