一気に寒くなり、
北日本では積雪の便りが届くようになりました。
やっと冬本番が来た、という感じですね。
紅葉は11月ごろと思っていましたが、
12月上旬が当たり前になってきました。
今日は「課題を一つずつ」についてです。
今取り組んでいる活動の一つに
「全国の放置竹林を解消するために
持続的に竹を消費するしくみづくり」
があります。その手段の一つとして、
「各地域で生えている竹から紙を作る」
ことを取り組んでいます。
その先駆者の企業、中越パルプの担当者、西村さんに会い、
情報交換させていただきました。
私もテストで紙を作りましたが、
パルプにするために竹チップをパルプ工場へ送ったのですが、
「非常に歩留まりが悪い」
とのことでした。
一般的に「竹のチッパー」といわれるものは、
「粉砕機」として細かく粉砕するものでした。
その方が肥料などにも活用しやすくなります。
パルプにするにはもっと大きいサイズのものの方が
ロスが少なく適している。
竹林の持ち主のチッパーでも
「できるだけ目を大きくしてほしい」
と依頼したのですが、限界がありました。
中越パルプさんでは、
木材をチップにする機械で加工しており、
チップのサイズももっと大きいサイズでした。
実際に製紙に必要となるパルプの工場の近くには
木材をチップにする工場があるとのこと。
しかし、竹は硬くチッパーの刃が痛みやすく、
敬遠されることが多いとのことでした。
これからチップ工場さんへの折衝、
パルプ工場さんの理解など、
ハードルはたくさんありますが、
一歩一歩進めて行きます。
日本の紙の需要は、デジタル化の影響で
減少傾向にあります。
また、日本では山林での自然災害が
増えてきています。
災害予防で行う山林の手入れで出た資材
(竹だけでなく木材なども)
を有効に活用できれば、
災害対策にもなりますし、
国内でできるだけ原料を賄えることで、
輸入量が減り、輸送燃料削減にも繋がります。
そのような「やさしい社会」を作るための
きっかけになればと思って活動しています。
何かお力になれることがあれば
教えていただければ幸いです。
今日は「課題を一つずつ」についてでした。
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今日もありがとうございました。
それでは素敵な一日をお過ごしください。
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